こんな問題を出されました。
「ルービックキューブでそろえることができないのは1~6面のうち何面でしょうか?」
答えはすぐにわかりました。5面がそろうと自ずと6面がそろうので、答えは5面です。が、同時に「おお、なるほど。ほんまや!」と唸りました。
これを出題してきた小学生のKくんは、私の机にあるルービックキューブを見ていてそのことに気づき、冒頭の問題を思いついたそうです。これまで何度もルービックキューブに触れてきました。しかし、そんなことに気づきもしませんでした。
同じものを見てもそこから何も気づかない人と何かに気づく人がいます。違いが生じるのは注意力や興味の持ち方に差があるからなのか、それとも偶然ふと気づいただけなのかはよくわかりません。ただ、何にせよ気づいた人はそれを見て何かを思いめぐらしたことは確かです。
こんなことを考えていると、あの天才ピタゴラスの逸話を思い出しました。彼は多くの人が日常的に目にしている神殿に敷き詰められたタイルを見て、三平方の定理(ピタゴラスの定理)を思いついたと言われています。
Kくん、ピタゴラスと一緒やん!