2学期は体育大会・合唱コンクール・文化祭と大きな行事が目白押しです。行事ごとに実行委員やリーダーといった立場になる生徒も多いと思います。初めて学級副委員長になった生徒とこんな会話になったことがあります。
私 「副委員長はどう?大変?」
生徒「クラスのみんなが僕の言うこと聞いてくれなくて…」
(その他、生徒から苦労話があった後)
生徒「なんか、委員長とか副委員長とかっていいですね。」
私 「それってみんなより偉くなった感じがするってこと?」
生徒「そう」
私 「それ実は逆やねんで」
生徒「えっ!」
私 「委員長とか副委員長ってみんなにお仕えするって気持ちでやるねん。そしたら勝手に周りが付いてくるねん。」
生徒「そうなんかなぁ」
私 「お仕えするというのは言い過ぎやけど、例えば、部活でランニングするときに『走ってこい』って言うだけの先生と『一緒に走ろう』って一緒に走ってくれる先生やったら、どっちがいい?」
生徒「もちろん、一緒に走ってくれる先生です。」
私 「そうやろ。だから、委員長とか副委員長が『クラスのみんなで一緒に◯◯しよう』って雰囲気を作らなあかんねん。」
生徒「なるほど。そういう考え方もあるのかぁ。」
「僕(私)にはみんなを引っ張っていくリーダーなんて無理」と思っていても、ひょんなことからリーダーに選ばれることがあるかもしれません。しかし、実行委員やリーダーになったからといって、何も人の上に立ってみんなを引っ張っていかなくてはと気負う必要はないと思います。大切なのは、みんなと同じ目線に立つことではないでしょうか。