苦手の数学が40点アップ

生徒の成長

5月の定期テストで、苦手の数学が40点ほど上がった中学3年生のAくん。彼の成績が上がった理由はとてもシンプルです。それは、彼の学習が変わったからです。心からの学習をするよう、変わったのです。

中2入塾直後︎
  • とにかく先に進める
  • 赤で写して終わり
  • 楽にできることをする
︎入塾8ヶ月後
  • 小まめに確かめる
  • しっかり考え直す
  • 難しいことに挑戦する

入塾当初、彼の学習は学習というより作業でした。分かる・分からないに関わらずバーっとたくさん解き進めようとしました。また、間違えた問題や解き方を教わった問題は、答えを赤で写すだけでした。さらに、彼はできるだけ楽にできることばかりをやろうとしました。

彼がこのような行動をとっていたのは、彼の統制的動機づけが高かったからです。統制的動機づけが高いとき、子どもたちはまず間違いなくこのような表面的な学習をします。彼らにとって学習とは、自分の意思と関係なくさせられる、ただただ面倒なことでしかありません。だから、手っ取り早く片付けるために表面的な学習に終始するのです。

しかし、彼の心は少しずつ変わりつつあります。そして、勉強との向き合い方もまた、少しずつ変わりつつあります。今の彼は、問題を解いたらこまめに確認しようとします。自分の考えは本当に合っているのだろうか?きちんと疑いながら取り組みます。もしも間違えたならば、間違いにしっかりと向き合い考え直します。さらに、もらったプリントが簡単すぎるからもっと難しいプリントに変えて欲しいと自分から申し出るようなこともありました。

彼の成績が上がったのは、彼が心からの学習をするようになったからであり、それは、彼の心が変わりつつあるからなのです。

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