解説の達人:瀬角善郎
小学生のとき、ときどき放課後に教室に残って友だちに算数を教えていました。その友だちが嬉しそうに「分かった!」と声を上げたとき、何か特別な喜びが私の中に生じたのを覚えています。それは野球でボールが打てるようになったとか、サッカーでリフティングが300回できたとか、そのようなときの喜びとはまた違うものでした。自分ができるからではなく、友達が「できるようになった」と喜んでいるのが嬉しかったのです。
私が塾講師をする源泉もそこにあります。塾に来る生徒は多かれ少なかれどうやったら勉強ができるようになるのかともがいています。そこに寄り添い、話を聞き、一緒に問題解決に向けて取り組む。そうすることで何か小さなことでも解決につながり、心が晴れるのを一緒に喜びたい。そんな気持ちで生徒と向き合っております。
好きなこと | サッカー |
経歴 | 大阪府立天王寺高等学校 神戸大学 農学部 神戸大学大学院 自然科学研究科(中退) ワーキングホリデーにて渡豪 現職 |
やる気の達人:中山悟志(代表)
学生時代、大きなやりがいを感じたのが、家庭教師のアルバイトでした。就職を控えた最後の授業の日、ある生徒の親御様に次のお言葉をいただきました。「先生みたいな方が、教育者だったらよかったのに。」その後、その言葉に導かれるように、研究職、開発職を経て教育に携わることになりました。
家庭教師をしていた当時から今に至るまで、ずっと変わらない信念は、何かを「させる」ことが教育ではないということです。それは、させているだけでは、きちんと消化して身につけることができないからです。そのような信念を持つに至ったのは、私自身の苦い経験からです。
私が中1の時に通った進学塾が、まさに「させる」ばかりの塾でした。難しい問題をたくさん解かされ、その解説を次々に聞かされ、ノートの書き方や使い方を指示され、大量の宿題が課されました。どちらかといえば好きだった勉強が、この時ほどつまらないと感じたことはありませんでした。
その後、塾を辞めて自分で勉強をするようになって、見かけの勉強量や勉強時間は大きく減りました。しかし、成績は大きく上がりましたし、自分の勉強法を確立することもできました。塾でいくらさせられても、私は全く消化していなかったことが、よくわかりました。
この塾を選んできてくれる生徒たちには、学んだことをきちんと消化して、しっかり身につく学習ができるようになってほしいと願っています。そのため、ただ勉強をさせるのではなく、「やってみよう!」と子どもたち自身が心から思えるようなサポートを心がけています。
好きなこと | 創作に没頭すること 気ままに一人旅 |
経歴 | 国立明石工業高等専門学校 電気工学科 静岡大学 情報学部(編入学) 静岡大学大学院 情報学研究科 日本電気株式会社 中央研究所 任天堂株式会社 開発技術部 現職 もっと詳しく |